【ブラジル】7キロの車椅子を開発 サンパウロ州のリハビリセンター
サンパウロ新聞 2013年8月5日(月)23時07分
サンパウロ州のルシ・モントロ・リハビリセンターはこのほど、市販の車椅子より軽い重量7キロの「M Leve」と呼ばれる新モデルを開発した。2日付の地元紙が報じた。
現在、この車椅子は30台のみの限定生産となっている。半年の試験期間を終えた後に通常生産が開始する。
試作品を最初に試した歯科医のロベルト・メンデスさん(45)は高い評価を下したものの、「もう少し軽くできると思う」と積極的な意見を述べている。
この車椅子はルシ・モントロ・リハビリセンターの患者に提供されることになり、統一医療保健システムで全額がカバーされるようサンパウロ州政府が補助金制度を導入することを明言している。
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<参考>
車椅子の車輪が線路の隙間(すきま)に挟まるなどして転倒
鉄道事故:車椅子男性、踏切で死亡 転倒?電車にはねられる 神戸
毎日新聞 2013年08月03日 大阪朝刊
2日午後0時50分ごろ、神戸市北区有野町有野の神戸電鉄三田線福谷口第2踏切で、三田発新開地行き普通電車(4両編成)の男性運転士(36)が線路上にうずくまっている男性を発見。急ブレーキをかけたが間に合わず、男性は、はねられて死亡した。そばに倒れた車椅子があり、兵庫県警有馬署は、車椅子の車輪が線路の隙間(すきま)に挟まるなどして転倒した可能性があるとみて原因を調べる。
同署などによると、男性は近くの障害者支援施設に入所する無職、幡中(はたなか)正彦さん(77)。姉と外食した後、1人で施設に戻る途中だったという。乗客約40人にけがはなかった。
神戸電鉄によると、遮断機や警報機に異常はなかった。何かが線路から高さ74センチ以上で一定時間とどまると障害物として感知し、発光機が光って電車に知らせる装置は、作動しなかったという。道路と線路は斜めに交差する構造になっている。
施設によると、幡中さんは普段から車椅子に乗り、1人でよく買い物などに出ていたという。女性職員は「いつもにこにこして優しい人だった。このような事故が二度と起きないようにしてほしい」と肩を落とした。
現場は、田尾寺駅の北約200メートル。
【井上卓也、豊田将志】
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