自動車関連メーカーがインプラントを試作

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日刊工業新聞によると、日本ピストンリング(株)は2012年度にも医療機器分野に参入する。歯の治療に使うインプラント(人工歯根)を試作したほか、血管内部の治療に使うステントなど順次製品を増やす。同社の売り上げの9割程度は自動車関連。エンジンを構成する主力のピストンリングは車の電動化に伴い長期的には市場の縮小が見込まれる。部品の材料開発や加工技術のノウハウを強みに、20年をめどに医療向けで年10億円の売上高を目指す考えだ。 日本ピストンリングが試作した製品には、自社開発のチタンとタンタルを含有した形状記憶合金を応用した。ゴムのように弾性が強く加工しやすいのが特徴で、埼玉大学の協力を得て医療向け製品を試作。医療機器として薬事法の承認が得られれば、12年以降に外科医師や歯科医師、医療機器メーカーに試作品や材料の採用を提案する。
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