硫化水素と口腔内の細菌の毒素で歯槽骨が溶ける
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岡山大学大学院医歯薬総合研究科の森田 学教授のチームは、歯槽骨が溶ける原因を明らかにした。
これまで口臭のある患者は歯周病の進行が早いという統計はあったが、詳しい仕組みは分かっていなかった。
口臭の原因となる硫化水素が口腔内の細菌が出す毒素に作用、歯槽骨を溶かす細胞が増えることをラットで突き止めた。
実験では、ラットを4グループに分けた。
1正常
2歯茎に硫化水素を塗った
3口腔内細菌が出す毒素を塗った
4両方を塗った
1日後、両方を塗ったラットは、歯槽骨表面にある骨を溶かす「破骨細胞」の数が0.1㍉四方当たり正常なラットの約3倍、硫化水素と細菌毒素を片方ずつ塗ったラットの約1.5倍になった。
硫化水素と細菌毒素が、破骨細胞を増やすとされた。
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