ガガのカップ落札の歯科医 「震災の風化防止に」と宮城県に寄贈
米人気歌手レディー・ガガが昨年、東日本大震災支援チャリティーオークションに出品、約600万円で落札されたティーカップが20日、宮城県に寄贈された。
寄贈者は「多くの人に見てもらい震災の風化防止に役立ててほしい」と希望しており、県は今後、展示方法を検討する。
落札したのは同県大崎市の歯科医弓哲玖さん(54)。
被災地で検視作業やボランティアを続け、昨年5月にオークションで落札した。
しかし病気のため寝たきり状態になり、妹の張琴さん(52)が弓さんの了解を得て寄贈を決めた。
この日県庁で村井嘉浩知事と面会した張さんは「ガガさんの愛、兄の愛を形に残してもらえれば」と要望。
村井知事は「一人でも多くの被災者に見てもらえるよう工夫したい」と述べた。
カップは震災後にガガが来日した際に使ったもので、「日本の為に祈りを。」との日本語メッセージやキスマークが入っている。
[ 2013年2月20日 16:12 ]
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