海外歯科技工訴訟は、「進行協議」になる

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「違法入れ歯断固阻止・歯科医療を守る国民運動推進本部」の川上詩朗弁護士は今回の裁判長について、バランス感覚のある人だと言っていた。 その裁判長が、4月16日の高裁控訴審後、事案について、「進行協議」を提案したのだった。 理由は、 1)法律の問題は抜きにしても、この事案を考えた時、このまま結審をしても、国民の安心安全が保たれる保障は何もない。 2)裁判所としては、お互いの協議によって、何らかの進展が得られるような努力ができないかを考えた。 地裁は、門前払いであったが、高裁は妥協点を模索するために、国側にも譲歩を求めたと思われる。 基本はあくまでも、国民の安心安全を配慮する立場からであろう。 海外歯科技工委託問題は、歯科技工士の立場が、脅かされているのであるが、同時に、国民の安心安全が無視されているから、大きな社会的な問題となっている。マスメディアには、その視点での報道が期待される。 国民側に危機感が伝われば、政治が動き、国側も放置できない問題となるはず。 特に国側は、公僕であることを、強く認識してもらいたい。 国民の安心安全は、何よりも優先されて然るべきである。 次回の公判は5月18日午後3時。
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