「パフォーマンス・ロジック—ゼロからの軌跡」
Dr.ダリル・ビーチ学術記録集(1・2巻)
本書は、Dr.ダリル・ビーチによる講義やシンポジウムの記録集として出版された。
つまり、ドクター・ビチーが歯科界に果たした業績の集大成である。
1963年(昭和38年)の秋ADA(全米歯科医学会)総会において、Dr.ダリルが、新しい基準を持つ歯科診療台を発表した。
この新しい歯科診療システムの普及が、我が国だけでなく、世界の歯科医療の進歩と向上に大きく貢献した。
そして、奇しくもドクター・ビチーは、21世紀の歯科診療を予測していた。
本書の題名にあるゼロとは、原点とも言える。
そして原点とは、「人間工学」の視点とも解釈できる。
ドクター・ビチーは歯科医師の診療姿勢を、「人間工学」に基づき、新たに構築したのである。
だが、ドクター・ビチーの水平診療の本義は、今日でも正確には伝わっていない。
つまり、トータルな「体系化」は歯科界の一部でしか試みられていない。
システム自体の合理性はほぼ公認されてきたが、その科学的証明においては、必ずしも満足できる状態とは言えない。
そして、ドクター・ビチーが考案した診療システムの原点が、不透明にも感じられる。
では、ドクター・ビチーとは、何者であるのか?
歯科診療について、自分の哲学に基づき新しい基準を確立した先駆者である。
それは歯科医学史上のエポック・メーキングとも言える出来事であった。
価格:21、000円(税込)
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「ゼロからの軌跡」
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