日本歯科医師連盟の第109回臨時評議員会が2月19日、歯科医師会館1階大会議室で開かれた。
第22回参議院比例代表選挙についてが主な議案であった。
民主党選挙対策委員会石井一委員長から2月18日、日本歯科医師連盟の会員である歯科医師を民主党公認候補として擁立し、必勝を期してたたかう予定である、としており、日本歯科医師連盟に協力を求めてきた。
しかし、民主党側は何故か、候補者名は明らかにできないとしている。
来賓として、挨拶した日本歯科医師会の大久保満男会長は、「与党が歯科を如何に評価してくれたか、そのプロセスが大切だ」と述べた。
また、これまで政権与党であった自民党を支援してきたが、政権が民主党に移行した現実を踏まえ、自民党ではなく民主党を支援していくことへの政治判断を強く要請した。
「日本歯科医師とは別の政治判断が、日本歯科医師連盟にあるが、会員は疲弊しておりこれを立て直すためにも、国民に質の高い歯科医療を提供していくために、大きな観点からの判断を願いたい」とした。
また、石井みどり参議院議員は日本歯科医師連盟の自民党職域代表の立場で挨拶し、「野党になっても、果たす役割はある。今後も責任を果たしていきたい。全国を回り、現場の声を聞き、引き続き国政の場に現場の声を反映したい」と述べ、支援をねがった。
民主党候補者支援では、「3年後、待てないのか」と指摘する声があったが、自民・公明連立政権が、実現できなかったことが、実現して会員にメリットがあった」と執行部。
賛成意見では、「レセプトオンライン義務化撤廃、診療報酬改定などでメリットがあった」と述べた。
「会員であること、2000人の中から選ばれた候補として、あの人なら推せる人」と堤会長は理解を求めたが、「日本歯科医師会の大久保満男会長、日本歯科医師連盟の堤会長などを候補にできないのか」という声もあった。
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