歯科用CAD・CAMシステムを用いたハイブリッドレジン

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3万1千円(1回) 先進医療専門家会議における第2項先進医療の科学的評価結果 歯科用CAD・CAMシステムを用いたハイブリッドレジンによる歯冠補綴(全部被覆冠による歯冠補綴が必要な重度齲蝕小臼歯に係るものに限る。 全部被覆冠による歯冠補綴が必要な重度齲蝕小臼歯 3万1千円(1回) 9千円適別紙2 ※ 届出医療機関における典型的な症例に要した費用 内容(先進性)クラウン(全部被覆冠)による歯冠補綴においては、対合歯からの咬合圧等の外部刺激から歯質を保護し、咬合を長期間にわたって安定させることが重要である。 従来用いられているクラウンの材料としては、歯科用金属及び硬質レジン(歯科用樹脂材料の1つ)があるが、前者は耐久性に優れるものの金属アレルギー患者に使用できず、後者については変色や摩耗等の問題があった。 また、従来法は一貫して歯科医師又は歯科技工士による手作業(1症例につき 100 分前後)で行われているため、手技の熟練度による影響も指摘されてきた。 これに対し本技術は、①材質・材形、②製作工程の2点につき先進的である。 ①素材として均質性及び表面性状を向上させたハイブリッドレジンブロック※1を用いる。 ②歯科用CAD・CAM※2システムにより、クラウンを自動的に設計・製作する。 ※1 従来の硬質レジンよりもフィラー(レジンの物性を高めるために添加される無機質の粉末)の含有率を高め、また異なる粒子径のフィラーを混合させることにより、均質性及び表面性状を向上させた素材をブロック状にしたもの。 ③※2 CAD・・・Computer Aided Design の略。 ④三次元計測及び設計を指す。 CAM・・・Computer Aided Manufacturing の略。自動機械加工を指す。(概要)まず支台歯を形成し、印象採得を行って作業模型を作成する。 ⑤次に、スキャナーを用いて作業模型の三次元計測を行い、作業模型の形状データをコンピュータグラフィックスとして再現して、作業模型の形状に適合するクラウンの設計を行う(CAD)。 ⑥その形状データが加工用データに変換され、ハイブリッドレジンブロックからクラウンが自動的に削り出される(CAM)。最後にクラウン表面を研磨し、患者の口腔内に装着する。 ⑦(効果)従来の材料に比べて、高い機械的強度と適切な表面性状が保たれ、患者は同一のクラウンを長期間に渡って使用することができる。また、金属アレルギー患者にも使用可能である。 ⑧さらに、従来の製作方法に比べて、作業効率が高まり、また完成品毎の品質のばらつきを抑えることができる。(先進医療に係る費用)約3万1千円 ⑨実施科:歯科
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