歯科大 入学者の減少は歯科界の崩壊にも繋がる問題

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日本私立歯科協会は、日本私立歯科大学・歯学部「平成22年度入試結果」を踏まえ、「歯科医療の将来にむけて」と題する見解を発表した。

特に報道機関に対して、同協会の真意を酌みとってほしいとしている。

歯科界の将来を担う人材にとって、歯科医療界がどのように映じるのか?

それは、報道のあり方とも無縁ではないはず。

以下が見解の主旨。

  

<歯科医療の将来に向けて>

  

1)     現在、我が国の歯科医師養成の75%を担う日本私立歯科大学・歯学部の志願者および入学者の減少は、次世代の優秀な歯科医師を育成することが困難になるという危機的な状況です。

2)     このような状態が続けば、我が国の歯科医療制度の維持、増進に悪影響を及ぼすことは必定であり、ひいては歯科界の崩壊にも繋がりかねず、今後ますます高齢化する国民の歯科医療の安心・安全が保持できなくなることが大いに憂慮されます。

3)     このことは、いち日本私立歯科大学・歯学部だけでなく、国、大学、日本歯科医師会など歯科界全体で早急に取り組むべき問題であるとかんがえます。

4)     現在、日本私立歯科大学・歯学部は、本協会を中心として、歯科医師を志す若者に将来に夢を持ってもらえるように、社会に向けて歯科医学・歯科医療に関する正確な情報を広報すべく努力しているところです。

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