13日午前11時半ごろ、福岡県糸島市二丈吉井の歯科医院から、治療用のヒ素やクロロホルム、ハロセンなどの薬品がなくなった、と糸島署に通報があった。
なくなった量はわかっていない。署が窃盗事件として捜査している。
署によると、経営する男性歯科医師(54)が12日午後1時ごろ、医院の様子を見にきたところ、施錠してあるはずの棚の錠が開いていた。不審に思って調べたところ、保管状況を記した帳簿ごと薬品がすべてなくなっていた。
歯科医師が最後に確認したのは、5月27日午後6時ごろだったという。
歯科医師は同29日、福岡県粕屋町の有料老人ホームにガソリン入りのペットボトルを投げ入れて放火したとして、現住建造物等放火容疑で逮捕された。
それ以降、医院は診療していなかったという。
歯科医師は今月4日、福岡地裁で懲役5年の実刑判決を受け、なくなっているのに気付いた時は保釈されていた。
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