歯科医師たちの声を集約すると、以下である。
1) 健康保険制度下での歯科医療、つまり診療報酬点数の範囲で、十分にできる治療が少ない。
2) 歯科大学・歯学部6年の教育と、その後の卒後研修を受けても、即戦力にならない場合も少なくない。
3) 歯科医療の「医原性疾患」が減っていない。
4) この問題の根源は、歯科大学教育にある。
5) 世界の歯科の常識が、日本の歯科の非常識となっている。
6) 確実に臨床では必要な歯科機器が、大学教育では導入されていない。
7) その結果、根管治療に代表されるような、いい加減な治療が行われ続けている。
8) 結果として歯科医師が、患者の歯の寿命を短くしている。
9) メンテナンスケアの担い手の歯科衛生士が、歯科医院にいないケースが多い。
10)極論すれば、歯科医療現場はスタッフ不足という欠陥を有している。
11)歯科医療の基本的な部分が軽視され、歯科医院経営を維持する目的の一つとしてインプラント治療が行われている。
12)健康歯質をできるだけ残す。そのことが歯の寿命を延ばすことになるのに、安易に抜髄が行われている。
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