歯科医療と市民の会 「きょうどうの会松戸」設立総会

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「きょうどうの会松戸」の設立総会が10月1日、千葉県松戸市上本郷の松戸市明市民センターの会議室で開かれたかれた。この会は、医療法人社団きょうどう(藤野健正理事長)のきょうどう歯科新八柱の患者さんたちを中心にさまざま分野の人たちが会員となり、親睦、交流を図ることを目的としている。 総会では、会則の説明があり、承認を求めた。また、役員も決められた。総会後には、記念講演「原発事故と健康障害:私たちの暮らしはどうなるの?」講師:医師 花井透さん(千葉県保険医協会会長)が行われた。

<目的と活動:要旨>

知恵と力を出し合って、歯科医療だけではなく、安心して暮らせる地域づくりを、きょうどう歯科新八柱と共に歩み、発展させることを目的に活動を展開する。学習会や文化活動を開催しながら、会員みんなが主役の活動をすすめる。特に、会員の医療を受ける権利を守り、歯科医療を学び合い、保険で受けられる歯科医療制度の改善を目指して活動する。また、医療、福祉にとどまらず、原発問題、安心して生活できる住宅、食の安全、農業など、さなざまな分野の個人、団体等と協力して、みんなで助け合う街づくりに参加する。平和、民主主義を守る活動を行う。以上の目的と活動について、参加者の賛同を求めた。<藤野健正理事長挨拶>現在、私は63歳になります。私と一緒に事業(きょうどう歯科・代々木)を立ち上げた小南泰雄は、学生時代からの友人で同士の関係とも言えます。これまで2人はフル回転できましたが、まだ、十分体力はあるものの、将来エンストするかもしれず、年齢的にも後継者を育てる段階にきています。 きょうどう歯科を継続、発展させ若い人たちに繋げていかなければなりません。当初は個人の歯科診療所であったのですが、1年足らずの実績が認められ、今年の3月に医療法人社団きょうどうとして公的資格を取ることができました。代々木の歯科診療所は4台のユニットで、新しい人を育てるためのスペースがありませんでした。一定の軌道に乗りましたので、私たちが目指す医療を実践できる場所を探しました。そのなかで、松戸市の診療所で育てられた我々は、みなさま方とともに歩むことができる場所として新八柱を選びました。この会は歯科医療を実践するために、色々な意見、注文をいただくここができる会です。この松戸市が、本当に住みやすい街になるために、私たちもその一翼を担わせていただければと思っています。医療は悪くなったところを治すことは当然ですが、今、一番言われていることは、口腔の健康は全身の健康に繋がるのだということです。特に歯周病と全身の関係が、数年前からマスコミでも取り上げられています。私たちは歯科衛生士さんと一緒に取り組んできましたが、治療が終わったら終わりではなく、治療が終わったあとが本番なのです。

定期的な口腔管理で、改善された口腔環境をできるだけ維持してもらうようにすることです。途中でなにかトラブルが起きたとき、早めにメインテナンスで補修をしていくことが本当の歯科医療の役割です。今まで歯科医療にかかっていない患者さんの掘り起こしも必要です。大きな団地もあり、歯科往診もやっていきたいと考えていますそのなかで信頼関係も生まれ、患者さんに喜んでいただけると思っています。治療に来られなくなった方には、往診に出向いていきます。きょうどうの会の目的に賛同していただき、会員みんなが主役の活動をしていただきたいと思っております。

 

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