日本歯科医師連盟の第110評議員会が3月19日、開かれ、第22回参議院議員選挙などの対応について協議した。
また、平成22年度事業計画を決めた。
基本方針は、歯科医療提供体制の整備充実を図り、国民歯科医療の向上に資するとしている。
また、会員の生活を守り、診療環境向上の実現を図るため、より一層の政治活動を推進する、としている。
以下が事業計画の柱である。
1) 日本歯科医師会の懸案事項への対応や時局に対応するため、常に相互の連絡や情報交換を密接に行う。
連携・協調体制を構築し、目的達成に努める。
2) 国民歯科医療の向上に関して必要な政策の研究を日本歯科総合研究機構と連携し行い、歯科保健の充実を期する。
3) 歯科医業経営基盤の安定・向上を図るため業権確保と改善に向けた活動の推進。
4) 口腔保健法の制定促進の地域歯科保健の充実・強化。
地域における1歳6か月・3歳児健診や歯周疾患健診等の歯科保健対策の一層の充実強化を図る。
5) 医療保険制度抜本改正に対する活動。
6) 社会保険診療報酬適正化の推進
7) 介護における歯科保健の普及・充実と介護保険制度への対応。
8) 歯科医師需給問題等の対応。
9) 医業税制の存続・改善。
社会保険診療報酬に対する消費税の対応等、歯科医業に係る税制への対応。
10)情報開示の推進、内外広報活動の推進。
口腔機能の重要性を国民に広く訴える等、予防・管理を含む歯科保健医療等必要な情報を会員並びに国民に対し、積極的に提供していくために『日歯連盟広報』、『ホームページ』等の活用を図る。
この他、デンタルミーティング開催への支援、歯科医師議員連盟の組織の充実と連携の強化、などを事業の課題としている。
なお、日本歯科医師会の大久保満男会長の挨拶、民主党の水野智彦衆議院議員、川口浩衆議院議員の国会報告があった。
さらに民主党の西村まさみ候補が来賓として挨拶し、支援を願った。
「小学校2年生の娘は、将来、歯科医師になると言っている。歯科医師になる若者の夢を潰してならない」と訴えた。
また、地方には事情があり、ねじれ現象があるが、全国を回り1人でも多くの人に会って訴えたとした。
最後に、「国政の場へ送り出していただいたら、仕事を必ずする」と決意を力強く述べていた。
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