歯科医学・歯科医療から国民生活を考える

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<日本私立歯科大学協会>口腔ケアの重要性呼

  8月2日(木)20時31分配信

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日本私立歯科大学協会が開いた「歯科医学・歯科医療から国民生活を考える 第3回プレスセミナー」の様子

日本の私立歯科大学と歯学部が加盟する「日本私立歯科大学協会」はこのほど、「歯科医学・歯科医療から国民生活を考える 第3回プレスセミナー」を東京都内で開催し、歯科の利用を呼びかけた。

セミナーでは、斎藤一郎・鶴見大教授が「不老は口から」というテーマで、アンチエージングと口腔(こうくう)機能について講演。老化には「酸化ストレス」などが関連しており、唾液(だえき)にはその酸化を抑える物質や成長因子物質などが含まれ、抗菌作用もあると説明。

老化などが原因で唾液の分泌量が減る「ドライマウス」になると、「舌痛症、歯周病や、特に高齢者に多い誤嚥(ごえん)性肺炎などの感染症など、さまざまな病気を引き起こす」と危険性を示し、唾液の重要性を訴えた。

さらにドライマウスの患者について、「歯科に行ってほしい。

歯だけでなく、このような口の粘膜に関する病気についても歯科医師の診療範囲」とコメント。

セミナーの最後に登壇した同協会の中原泉会長も、日本人の死因の上位に肺炎が入っていること。また数カ月前に自身が肺炎を患ったという体験談を述べ、「口腔ケア、口腔リハビリテーションが肺炎などの(感染症の)病気にお役に立てると思う。皆様にはこれまで以上に歯科医師を活用いただければ」と呼びかけた。

セミナーでは、神奈川歯科大の小野塚實・名誉教授も登壇し、「口から脳と心を見てみれば」といテーマで、口腔機能と脳の働きについての講演も行った。(毎日新聞デジタル)

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