歯のインプラント治療に使う医療ロボットを試作

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慶大が歯科手術支援ロボ インプラント向け、技量差解消狙う 

 2012/7/30 12:51日本経済新聞 電子版

慶応義塾大学の研究チームは、歯のインプラント治療に使う医療ロボットを試作した。あごの骨に土台となる金属を埋め込む手術を支援する。

ドリルの先が骨に触れた際の力加減が、医師の手元に触覚のように伝わる。

モニター画面上に治療の様子も再現される。

トラブルの多いインプラント治療で医師の技量差を解消するのに役立つとしている。

理工学部の大西公平教授と医学部の河奈裕正准教授らが開発した。

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<参考>

触覚を伝える手術支援用両腕ロボットを世界で初めて開発

 

慶應義塾大学理工学部システムデザイン工学科 大西公平教授、同医学部外科学 森川康英教授らの研究グループは、触覚を伝える手術支援用マスター・スレーブロボット(触覚鉗子付16自由度低侵襲性外科手術支援ロボットシステム)の開発に世界で初めて成功いたしました。

このロボットシステムでは、医師がマスターロボットの鉗子を操作すると、患者側にあるスレーブロボットの鉗子がそっくり同じ動作をするとともに、その触覚が医師側にあるマスターロボットで忠実に再現され、医師があたかも直接触っているかのような感覚が得られます。

これまで不可能とされてきた高難度手術治療への道が拓かれるほか、X線診断では発見の難しいスキルス癌等の早期発見に有効であるとされる体内触診などが可能になります。

このような触覚を持つ手術支援ロボットは安全で高度な治療や診断に必要であり、その開発が嘱望されておりましたが、今回、世界で初めてその開発に成功したものです。

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