横浜鶴見歯周病研究会(YTAP)が設立総会
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鶴見大学歯学部歯周病学講座(五味一博教授)は旧保存学第二講座同門会を母体に、同門以外の臨床家の参加を呼び掛けた歯周病研究会を立ち上げ、第1回設立総会と記念講演会を、3月17日鶴見大学会館において開催し、約150名が参加した。
旧保存学第二講座は一昨年、歯内療法学(細谷哲康教授)と歯周病学に分割され、これを契機に新同門会の発足が計画されていたが、研究会(会長:五味一博教授)の形をとって発足した。
設立記念講演会では、五味教授による「ケモナイフセラピー −最新薬物療法の実際−」、岡本浩先生(前奥羽大学教授)による「日常臨床での歯周外科」、および林丈一朗先生(明海大学准教授)の「歯周病患者へのインプラント治療を考える」の臨床家向けの講演が行われた。
新しい歯周治療に関する考え方の提示に、活発な質問が続き、中村治郎名誉教授、新井高名誉教授らも質問に立つ盛り上がりをみせた。
特に岡本浩先生による、挑戦的な内容を含む講演は、参加者の耳目を集めた。
すなわち、ルートプレーニングはスカンジナビアではすでに行わない考え方が主流で、知覚過敏を起こさないようにしている。ルートプレーニングはやめた方がよい。
デブライドメント、スケーリングはセメント質を削らないような器具が適している、というこれまでの常識を覆す部分であった。
研究会では来年度も3月に講演会を予定している。
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