東京歯科保険医協会が都歯との協力関係を期待

東京歯科保険医協会が3月17日、第7回メディア懇談会を開いた。 レセプトオンライン請求義務化アンケート調査実施結果・オンライン請求に関する意見(抜粋)、理事会声明「レセプトオンライン請求義務化は撤回を」などの資料について中川勝洋会長が説明し、質問や意見を求めた。 また、前回に次いでメディア側から懇談会用の話題提供があった。 <話題提供> 1) 歯科保険医協会の目的について。 2) 東京歯科保険医協会の会員4550名のうち、歯科医師会に入会しているのは何人くらいか。 3) 歯科医師会との協力関係はあるのか。 4) 歯科医師会の会員が増えない状態(特に若い歯科医師が)について、何を感じるのか。 5) 歯科医師会との今後の関係については、どうあるべきかと考えるか。 中川会長は、「東京歯科保険医協会の会員が3000名のころは、7割が歯科医師会の会員であったと思う。現在は、5割から6割が歯科医師会にダブって入会しているのではないか」とコメントした。また、歯科医師会との関係については、「東京歯科大学の同窓の立場から、並木会長時代には懇談できたが、それ以降は懇談を申し入れているが、ことごとくだめだ。できれば協力関係をもってやっていきたい。何で嫌われているのか。要望する文章などもほぼ同じであり、我々の中身を理解すれば。アレルギーはなくなるはずだ」と見解を述べた。マスメディアの記者は、「アレルギー? それは何か? 奇異だ。理解できない」と首を傾げていた。なお、朝日新聞の一連の報道について、「朝日は、これまでは医療に比較的理解を示していたが、何があるのか?」と中川会長が意見を求めた。 「臼田会長時代の一連の事件が影響しているのではないか。小沢政治団体の企業献金問題で、日歯の問題が蒸し返されているのではないか」と記者が感想を述べた。「しかし、昨年、10月ころから、風当たりが強くなっていると思う。小沢の事件の前からだ」と中川会長は納得しない。「メディアの記者の立場では、記事の切り口に"ムダ"の排除がある。歯科医師数は過剰であり、それでも経営が成り立っている。ムダがあるのでは、と疑っている。ではどうするか。国民を味方に付けることだ。ムダがあると締め付けたら、歯科医師も困るが、一番困るのは国民だ。"ムダ"はないと国民の理解を求めることだ」との記者側の意見もあった。 「何とか東京都歯科医師会とは接点をとりたい。歯科界全体が良くなることを望んでいる」と中川会長は懇談会の最後に述べた。

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