NHK 2013年9月5日 16時47分
田村厚生労働大臣は津市で記者団に対し、医療提供体制の見直しなど国民が必要な医療サービスを受けられるような改革を進めるためには、医療機関に支払われる来年度の診療報酬の引き上げもありえるという認識を示しました。
医療機関に支払われる来年度の診療報酬を巡っては、これから年末にかけて厚生労働省と財務省の間で調整が進められますが、財務省は、財政健全化の観点から診療報酬の引き上げには難色を示しています。
これについて田村厚生労働大臣は津市で記者団に対し、「政府の社会保障制度改革国民会議の報告書を見ても、医療提供体制の見直しをしっかりやり、国民が必要なときに、必要な医療が受けられるような体制を組んでいかなければならない」と述べました。
そのうえで田村大臣は、「関係団体の意見を聞き、医療機関の経営実態の調査結果なども見ながら、必要ならばプラス改定ということも当然ありえる」と述べ、来年度の診療報酬の引き上げもありえるという認識を示しました。
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