日歯は政権与党の民主党との政策協議をしていく

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  9月17日の日本歯科医師会会長会は、注目のうちに開かれた。近藤勝洪副会長を座長に選び、進行した。大久保満男会長は、日歯代議員で挨拶した内容をと繰り返す形で、見解を述べた。  ポイントは、「政権与党の民主党との政策協議をしていく」とした。  国民の歯科医療を実現する、という目的は変わらないとし、日本歯科連盟とは、両輪であり、きちんとした医療政策を実現していく、との考えを示した。  会長会は、1)一般会務報告、2)レセプトオンライン関係報告、3)社会保険関係報告、4)地域保健関係報告、などが予定されていたが、大阪府歯科医師会の岡邦恭会長が、「報告は省略すべき」と発言した。  この発言に賛同の声があり、協議の時局対策に入った。  岡会長は、発言のなかで、「社会情勢を踏まえ、国民医療費、歯科医療、薬剤費は正しいのか、国民サイドの視点で歯科医療はこれでいいのか、勇気を持って方向性を明確にすべきだ」と日歯の大久保満男会長の決意を求めた。  また、岡会長は「言葉だけが先行してはダメだ」とたたみかけた。   大久保会長は批判を受け止めて、「連盟の会長とは悩みに悩み、話し合ってきた。関が原の合戦の最中であり、選択を誤るわけにはいかない」とし、一度も他人事として、連盟のことを考えてないと理解をもとめた。  そして、「今日の会長会のことは、堤会長に伝える」と発言した。疲弊した歯科医療の浮上が、大きな命題となっおり、岡会長は迫力満点の様相で大久保会長に迫った。  座長が意見を求めたが、愛知県の渡辺正臣会長代行が発言しただけで、岡会長は語気を荒げて、「真剣な意見出てこない。自分の意思を明確に、言葉に乗せる勇気がない。マインドコントロールの心の模様がある。思いを明確できないのは残念だ。長い間染め上げられた。チェンジに速やかに歩まなければならない」と促した。「責任を逃げたことない」と大久保会長は述べた。  神奈川県の西野一紘会長代行は、「野党から参議院選挙の職域代表が出ることは、納得できない。会としての態度を明確にすべきだ」と発言した。  「会員のために、組織がある」と和歌山県の中西孝紀会長代行は述べ、「会員に利するために、会はある。連盟と本会は異体同心だ。会員のためと考えれば方向性は過たない」とした。  大分県の丸尾道彦会長は、「どのようなバックボーン、理念を持つ。腰を据えないと民主党にも相手にされない」と述べた。
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