学術的な裏づけをもって中医協の審議に臨む
日本歯科医師会の代議員会から主な質疑を取り上げる。
今回の診療報酬改定について、まず、渡辺三雄常務理事(保険担当、中医協委員)は、「医科の呼吸管理に、明文化はされなかったが、チーム医療として、口腔管理の専門家としての歯科医師、歯科衛生士の役割が加えられた」と報告した。
また、以下の新設項目について述べた。
地域歯科診療支援病院の算定
初診料の加算:障害者歯科医療連携加算100点 新設
地域歯科診療支援病院の算定
障害者に対する歯科衛生実地指導料100点月1回 新設
在宅及び障害者歯科医療に係わる連携推進(診療所の算定)
診療情報提供250点 連携推進の加算 +100点 新設
有床義歯調整管理料30点 新設
混合歯列期の歯周組織検査の導入40点 新設
エックス線撮影の評価の見直し
時間外加算110点 新設
休日深夜に撮影、診断を行った場合に所定点数に加算する。
摂食機能療法に係わる技術料の新設
床(義歯)型口腔内装置2000点 新設
院内技工士の評価の導入
歯科技工加算1装置につき20点 新設
歯科医療機関内に歯科技工士を配置し、その技能を活用している歯科医療機関の取組を評価する。
中医協で発言することが、次の改定につながる。
ちゃんとしたタイムスタディや諸々のデータを蓄積し、また、学会からの提言をいただいて、学術的な裏づけをもって、そうしたデータを基に中医協において確りと、平成24年度の診療報酬改定へ向けて、審議を行っていく考えでいる。
是非、全国の先生方のご協力をお願いしたいと思う。
詳細は、この報告書に記載してあるので見ていただきたい。
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