日本歯科医師連盟の評議員会の質疑から

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3月時点で次期参議院選挙の候補者が不在。 これまでにない事態となり、歯科界のまとまりのなさが、浮き彫りにされたと思われる。 理由はいくつか指摘されている。 政治資金の費用対効果が検証されていないのである。 日本歯科医師連盟の第104回評議員会では、問題点がはたして明確になったのであろうか。 雨宮淳評議員(茨城県)は以下のとおり発言し、永山会長の見解を求めた。雨宮評議員今年度中に残念ながら次期参議院候補者の選定が出来なかった。永山会長の発言が度々報道されているが、その要因をどのように分析しているのか、そして、次年度へどのように申し送りをするのか。私たち茨城県歯科医師連盟では、過日、県歯科技工士連盟、県歯科衛生士とともに参議院戦選挙に向けての選挙対策につき協議し、"参議院戦選挙の比例代表選挙においては、日本歯科医師連盟の推薦する候補者を支援する"旨の合意文章を3団体持ち帰り後、近日中に署名というスケジュールが整っている。早急に候補者を決定するためには、どのような方策がよいかかを聞きたい。 また、富田篤評議員(神奈川県)は、島村大氏が選定されなかったことで以下の質問をした。 富田評議員なぜ、選定されなかったのか、その理由を身内として知りたい。非常に残念なことで、これから新たに次期参議院選挙における日歯連盟単一候補者をどのように検索し、これまでと同様の選考過程を経て決定するのか。今回のような状況で、候補者は出てこられるのか。候補者が選考できないなら、選挙は見送るというような覚悟をしてほしい。人物に問題があったのか、地域に問題があったたのか。選考委員会を開くにあたり、規約を改正するのか。規約の改正まで踏み込むのか。ヒントをほしい。 渡辺理事長なぜ候補者が決まらなかったのか。会長挨拶にもあったが、「学閥、地域閥を抜きにして、大所から歯科界のためになる人を選んでほしい」と永山会長が常々述べていた。我々もその姿勢でやってきたつもりである。候補者が会長に検索を一任されたが、会長は10項目の検索基準を作り検索した結果、3分の2以上の信任が得られなかった。非常残念だと思う。今日は、色々な意見をいただくための評議員会であるで、協議議題として出した。今後のことは、次期執行部にお願いしたい。富田評議員現執行としての渡辺理事長の答弁には納得できた。しかし、会員たちは、なぜこうなったのか、納得していない。そこで2度と選考できないという事態が起こらないように、総括をして次期執行部に申し送りをしなければならないとい思う。同様に、山下皓三評議員(鹿児島)は、以下の質問をした。山下評議員歯科医師連盟は、自民党支持団体として揺るぎない組織活動を行っている。ところが、桜井充参議院議員など民主党の歯科医師会員へのアプローチが目立つようになってきた。 会員の自民党離れも増えているのではないか気になっている。 歯科医師連盟の中で、ねじれ現象が起こらないように日歯連盟が強いリーダーシップを発揮しなければ、次期参議院比例代表選挙は、難しいと思う。議論をすることが大切であるが、どうしても感情論が入ってくる。一刻も早く、納得のいく単一候補者の選考を行い歯科界が一枚で臨めるよう願いたい。日歯連盟としては、民主党の歯科医師会員へのアプローチと都道府県歯科医師連盟に対する対策をどのように考えているのか。民主党への対策をどのようにするのか。21年度の事業計画も決まったが、具体的なものは出ていない。永山一行会長質問は、真にもっともなことである。特に鹿児島県では、民主党の問題で困っていることが多々あると思う。ただ、私は、現状においては、現在の自民党と公明党の与党を支持し、後援をしている。これは基本的な姿勢として全く変わっていない。私は変わるべきではないと考えている。どうしてか。民主党の政策綱領や、民主党の議員の歯科医療に対する理解度には期待できない。やはり自民党議員の歯科に対する理解度や理解に努めたいとしている姿勢から、与党である自民党の力添えが絶対に必要であると思っている。たしかに難しい政治情勢であるが例え政権交代をしても、あくまでも自民党支持で後援をしていく。一枚岩でいくこと、日歯連盟の団結があって、我々のことを理解してもらえると思っている。山下評議員会長の言うことは、よく分かる。しかし、分かっている会員ばかりではない。日歯連盟から、会員に対して明確なメッセージを出してもらいたい。松本常男評議員(群馬県)私は選考委員であったが、みなが真剣であったが3票足りず候補者が信任されなかった。残りは1年3か月しか選挙期間がない。石井みどり議員一人ではなく、どうしてももう一人議員を出さなければんさらない。 3分の2以上という規約を変えるべきである。選挙で1番になった人を絶対に推す、それ以外に選考でる方法はないと思う。これまでのやり方では、1年が過ぎてしまう。それでは、選挙期間は3か月になってしまう。一枚岩で全国運動をするために、急がないと候補者が回る時間などなくなる。これまでのような、信任投票はなしとすべきだ。富田評議員これまでの候補者7名を外して選考するのか。何度も不信任された人も出てこられるのか。他に新たな候補者が出てくるのか。早急に対応しないと、全国を候補者が回るには時間がなくなる。公募の方法はどうなるのか。林伸伍評議員(鳥取県)昨年3月の評議員で、候補者を出すことが決まった。今の執行の約束ごとを、次期執行部に委ねていいのか。渡辺理事長昨年3月の評議員で、職域代表候補を出すと決議をしている。これは生きている。堤新会長も挨拶の中で、「早急に候補者を立てる」と述べているので、現執行部としてもそのように理解をしている。中村昌人評議員(神奈川県)みなさんの話を聞いていると、危機感が感じられない。次に回せる問題なのか。この場で決めないとダメだ。選考委員会では信任されなかったが、上位の候補者を最高議決機関である評議員会で決めればいい。候補者を決めて、参議院選挙の戦い方は、次の執行部に委ねるべきである。事前にそのようにお願いをしたが、結果はどのようになったのか。渡辺理事長選考員会で選考するという規約を曲げることはできないい。次期執行部にあくまで対応をお願いしたい。
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