日本歯科医師会代議員会の質疑(2)

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NTTデータに年間7億1280万円払い過ぎでは?       地区代表事前質問から 中国地区代表 林伸伍(鳥取県) レセプトのオンライン義務化について、特に対応出来ない会員対策について。 いわゆる「代行業務」が認められるとのことであるが、医師会、歯科医師会、支払基金しか認められず、民間の業者などはその対象になっていないようであり、現実には非常に難しいと思われる。 オンライン方式の義務化の実施により、保険医療機関の指定は取り消されることになるのか。 現在、柔道整復師などの請求は、実際には「第三者受領委任」方式により、現物給付 と同じく「施術療養費支給申請書」を国保連合会に提出し、審査の後、支払を受けている。 この柔道整復師の請求も、レセプトのオンライン方式になるのか。 東北地区代表 金子振代議員(福島県) レセプトのオンライン義務化における代行請求について。 あるデータでは、義務化で7.2%の 歯科医院が開業医を辞めるという報告もあり、日本歯科医師会が会員のために日歯レセコンの開発を進めているとはいえ、不安を感じている会員もいる。 日本歯科医師会、都道府県歯科医師会での代行請求は、困難な面も多いと思われる。 今後の対応について聞きたい。 近畿北陸地区代表 森本清治代議員(奈良県) レセプト請求について。 近畿北陸地区歯科医師会では、「歯科医療の標準化」「保険者機能の強化」「医療費の抑制」を目的とするオンライン化請求には当初より反対してきた。 手挙げ方式の実現の可能性はあるのか。可能、不可能の最終決定は何年何月になるのか。 もし義務化が強行されるならば、初期費用等を含め多額になるが、政府に財政的支援を要望する用意があるのか。 日歯レセコンの使用料は計算したが,NTTデータに年間7億1280万円になるが、払い過ぎではないか。近藤勝洪副会長 代行業を含め、色々な請求方法を検討する必要がある。 しかし、省令で認められているのは3師会。このままでいくと、都道府県歯科医師会に多大な負担をかけるこことなる。 現状では難しいので、それを含めて代行業についても、時期がくれば検討したい。 日歯レセコンの使用料については、これが会員に負担していただく月々19800円、登録料5万円は適正であると我々は考えている。 森本代議員 他の会社では、もう少し安く出来と言っている。 19800円を払う会員は、かなりレセプト枚数も少ないと思う。この価格はけして安くはない。 もう少し安くできるようにお願いしたい。 政府は実施にあたり費用として3点の電子加算をあてているが、当然不足で、これらの交渉も行われるのか。 近藤勝洪副会長 19800円であるが、診療報酬改定ごとにソフトの内容を代える。ASP方式の日歯レセコンはこの費用が一切かからない。それを含んだ19800円である。 19800円はこれ以上安くなっても高くはならない。 利用会員3000人で計算したものであり、会員が増えれば安くなる。 3点の電子加算は、診療報酬改定の財源から出ているが、税制面など別の財源を使うべきだと考えている。
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