日本歯科医学会総会が大阪で開催

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第22回日本歯科医学会総会(主催:日本歯科医師会、日本歯科医学会)が、11月9日(金)より12日(日)まで、大阪国際会議場とインテックス大阪を会場として開催された。

総会には事前登録で2万1千人余りがあり、とくに開会講演(9日)では予定されていたノーベル賞受賞の京都大学山中伸弥教授に代わって、ips細胞の実験の中心を担った高橋和利講師が講演したが、会場は満員となった。

聴講者からは「感動する講演だった」、「科学には何が大切か、あらためてわかった」などの声が聞かれた。

総会は"お口の健康、全身元気"のメインテーマで開会され、26の講演とシンポジウム、450を超えるポスターセッション、歯科医学会分科会プラグラムに加え、テーブルクリニック、ランチョンセミナーも用意され、大勢の参加者でにぎわった。

川添彬大会頭(大阪歯科大学教授)は記者会見で、「日本の高齢社会の中の歯科の役割が問われ、世界の国々から注目されているので、特に今回のテーマである口腔と全身の健康に関するテーマは、次回以降にも何らかの形で引き継がれ、成果も受け継がれ、外国にも参考になるようにしたい」と語った。

併催の日本デンタルショー(主催:日本歯科商工協会)インテックス大阪で開催され、学会とは違った雰囲気の中で、歯科医師、歯科技工士、歯科衛生士の新製品、新技術の情報収集と、200以上のメーカーのプロモーションの場となって、11日は雨天にもかかわらず大ぜいの来場者がありもり上がった。

ただ、今回の参加者からは、学会場と展示会場が離れすぎており、両方を行き来することが難しいという声も聞かれた。

なお、次回第23回日本歯科医学会総会は福岡で開催される予定で、今後は日本医学会総会のように、開催設備の整った都市で持ち回り開催になる方向である。

 

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