日本先進インプラント医療学会の第16回学術大会(黒山祐士郎大会長)が9月7日、8日の両日、東京の一橋会館で開かれた。
今回のテーマは「これからのインプラント治療の展望」。
http://www.j-aim.info/2013/greeting.php
今日、インプラント学講座・診療科が多くの歯科大学・歯学部で設置されている。
そこで、教育講演では、東京大学大学院医学系研究科口腔外科学分野の西條英人さんが、再結晶化HAコーティングインプラントを再建顎にも積極的に応用し、良好な成績を得ていると報告した。
そして再結晶化HAコーティングインプラントの展望について述べた。
この内容は再結晶化HAコーティングインプラントの臨床的なスキルアップにつながるものとされた。
そこで、インプラント治療を行うためには、解剖学、組織学、病理学、細菌学、生体材料学、放射線学、歯周病学、補綴学、口腔外科学、麻酔学、隣接医学、内科学などの広範な知識と治療技術が求められる治療法であることが再認識された。
また、歯科医師であり医師でもある日本歯科大学生命歯学部内科学講座の佐々木裕芳教授がインプラント治療における内科的全身管理のポイントについて講演した。
また、シンポジウムでは、チタンインプラントとHAコーティングインプラントのそれぞれの優位性などは報告された。
ディスカッションでは会場から多くの質問が寄せられた。
なお、インプラント治療において、インプラント周囲炎にどのように対応するかが、多くの一般講演でも取り上げた。
詳細については後日、記す予定。
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