患者は何を基準に歯科医院を選ぶのか?!

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日本顎咬合学会第28回学術大会から(1)

 

ポスター発表では、歯科医院のスタッフの活躍を知ることができた。

小滝歯科医院の遠藤美鈴さんは、「患者満足度向上のための院内システム構築方法の考察」と題して、患者満足度向上に必要は院内システムの構築方法について報告した。

コンビニエンスストアよりも多い歯科医院。

ホームページには、歯科情報が溢れている。

では、患者は何を基準に歯科医院を選ぶのか。

可能な限り多くの来院患者に満足の高い治療を提供するには院内のシステム構築と、治療体系の整備が不可欠と考えていた、と遠藤美鈴さんは述べた。

また、まめだ歯科歯科医院の花早苗さんは、クリニカルコーディネーターの資格を取得。

患者との信頼関係を築き、患者と歯科医院両方の利益を生み出すために努めた。

 スタッフの姿勢にも変化が出てきたとして、そのなかで得たことなどを発表した。

いずみ歯科医院の松本真記子さんは、日々の診療に従事するなかで、患者に知ってもらいたいことや口腔内の健康を維持するための知識などをよりわかりやすく伝えるツールとして、オリジナルの院内新聞を発行した。

また、「患者さんの声」というアンケート用紙を待合室に置き、記入してもらい、それを院内新聞に掲載した。

コミュニケーションツールとしての院内新聞を紹介した。

加藤歯科の野村由紀さんは、リコール率を上げるためにと題して発表した。

院内開業10年を経て、院長とスタッフ全員が自分たちの臨床を見直した。

つまり、意識改革を起こし、学会やセミナーに参加した。

また、他の歯科医院を見学することで、たくさんの刺激を受け、よいと思うものは取り入れてきた。

まず、行ったことは歯科衛生士の担当制で、リコール制度を取り入れた。

リコール率が向上することで、スタッフの意識改革もできたとその経緯について発表した。

石原美樹さんの有料のテーブルクリニック「テクニカルブラッシング」〜アドバイの幅を広げよう〜なども注目された。

 

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