川崎市歯科医師会 無料の口腔がん検診

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川崎市歯科医師会は2月21日、無料の口腔がん検診を、中原区小杉町の市中原歯科保健センターで行った。

今年で3回目であり、市民約50名が検診を受けた

日本は、高齢化社会の到来とともに癌罹患率を増加しており、口腔癌も罹患患者が増加しつつある。

では実際にどれくらいの患者さんが罹患しているか?

口腔癌に関する正確な全国調査は実施されていませんが、日本における口腔癌罹患患者は1975年には2100人であったが、2005年には6900人、2015年には7800人になると予測されている。

日本では口腔癌の発生率と死亡率は右肩上がりの上昇傾向を示し、口腔癌では後進国の部類に属している。

一方、アメリカやイギリスなどの他の先進国では国を挙げてがん対策に取り組んでいる。その結果、罹患率は高いが、アメリカの口腔癌の死亡者数は、最近の1997年から5年間で、約1,200人以上という急激な減少がみられ、イギリス、フランス、イタリアなど他の先進国の口腔・咽頭癌の死亡率をみても、アメリカと同様に減少傾向を示している。

アメリカを含めた先進国では、口腔がんによる死亡率が減少している。

その理由は、国を挙げての積極的な口腔がん対策による早期発見、早期治療のあげられると思われる。

特に各基幹施設や基幹病院が中心となって、国民の口の中を一番見るであろう歯科医師を教育し啓発する体制ができていることが大きいとされる。

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