岩手医科大学 医療系総合大学の強みを生かす

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岩手医科大学は総合移転整備計画第一次事業で、矢巾キャンパスに薬学部、共通教育センター、学生寮を設置・整備し、事業の大きな一歩を踏み出した。

このほど、医・歯学部の基礎部門及び共同研究部門について、移転整備が早期に開始されることになった。

 

<参考>

岩手医科大学(小川彰学長)は医学部、歯学部、薬学部で「縦割り」となっている専門教育について、解剖学などの似通った実習や講義を一緒に行う新カリキュラムを来年度から導入する。

学生、教員の交流や研究、診療面での連携を強め、新しい視点を備えた医療人材を育てることが目的。

矢巾キャンパス移転計画と合わせて実施する。

医療系総合大学の強みを生かす全国に先駆けた取り組みで成果が注目される。

 

1.早期事業開始となった経緯

 

岩手医科平成21年4月より医学部入学定員が現定員90人から110人に増員となった。

これにより、内丸キャンパスでの現状施設では対応が難しくなるため、施設環境を改善・拡充する必要があった。

これにより、教育研究環境の向上や学生アメニティーなど「魅力ある大学創り」と「優秀な学生確保」に向け、医学部・歯学部の基礎部門(2年生から4年生まで)を中心とした講義・実習棟、研究棟を早期に矢巾キャンパスへ移転させることとなった。

また、より高度な研究施設を目指して、薬学部開設の履行条件であった動物実験センターと、7テスラMRI装置を導入したMRI研究施設についても、早期に整備することになった。

事業概要

●医学部・歯学部の基礎部門、教育研究施設の移転

 平成23年3月までの完成を目指して、医学部及び歯学部の4年生までに対応した講義・実習棟、研究棟を整備し、平成23年度入学生からの受入れを行う計画。

本校舎の完成により平成23年度からは医学部、歯学部の4年生までが矢巾キャンパスで授業を受けることとなり、基礎講座(医学部8講座12分野、歯学部8講座)及び関係する研究室なども同時に移転する。

●共同研究部門の移転

●7テスラMRI研究施設

現在の日本国内では、まだ1台しか導入されていない「7テスラMRI装置」を導入した研究施設を整備し、国際的な研究拠点を形成する。

稼働時期については、平成22年12月を予定。

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