今日(2月4日)の読売新聞の読者投稿欄「気流」には、歯科医師の不二崎正径さん(57)が、学校歯科検診について、「通知は具体的にすべき」と提言している。
保護者は曖昧な通知を見て、「うちの子は、何本虫歯があるのか」などと聞いてくる。
文部科学省は1995年、「学校健診の目的は、健康状態の把握であって、虫歯を診療することではない」と具体的な通知方法を撤廃した。
そこで、「虫歯あり」「歯周病あり」と通知書に記されても、どの歯が虫歯なのか保護者は分からない。
また、虫歯の大きさも以前なら、C1、C2など具体的に知らせたが、これを撤廃したのだ。
それでは、国民の視点で、文部科学省は、歯科医療費を増やしたくなかったのか? と勘繰りたくもなるのではないだろうか・・・
つまり、早期発見、早期治療、さらには予防の視点が欠落している。
インフルエンザに例えると、国民も分かりやすいのでは?
普通の風邪なのか、新型インフルエンザなのかを保護者は具体的に知らされないいとしたら、検診の意味はあるのか、ないのか。
もっとも、虫歯は伝染病ではないが・・・
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