女性医師・女性歯科医師が働き続けられるために、労働環境改善の必要性が高まってきている。これまで、日本小児学会、日本産婦人科学会、日本麻酔学会、さらに日本医師会、東京都医師会女性会員問題検討委員会などが、女性医師に関する「提言」をまとめてきた。厚生労働省は医師不足対策として2006年「女性医師バンク」設置を決めた。2007年2月から日本医師会を母体に活動が開始された。また、文部科学省関連で東京女子医科大学は、「女性医学研究者支援」を、信州大学では、「女性医師・医学生キャリア支援プロジェクト」が2006年から始まった。29歳以下の女性医師は2004年35.3%の割合になった。一方、29歳以下の女性歯科医師の割合は2004年41.3%にもなった。日本歯科医師会にとっても、女性歯科医師の労働環境の改善が課題の一つとなっている。
29歳以下
女性医師
女性歯科医師
1980
12.7%
18.3%
1986
15.3%
18.1%
1990
19.4%
21.6%
1994
24.6%
26.4%
1996
26.6%
28.2%
1998
28.4%
32.7%
2000
30.9%
36.6%
2002
33.0%
39.7%
2004
35.3%
41.3%
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