大病院と中堅病院との収入傾向2極化が顕著に

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東日本エリア事業者の収入低迷目立

 

帝国データーバンク情報から

近年における病院の経営環境は、2007年の倒産急増のほか、医師不足や患者の選択意識の高まり(大病院への集中)、診療報酬の改定(引き下げ)などから厳しさが続いている。

また、医療法人制度の改革に伴い2008 年3月期以降の医療法人の決算書が閲覧可能になったことで、患者が持っていたイメージと経営実態が大きく乖離する病院が今後増加し、これまで病院選択の際に重視されてきた臨床技術・施設面の要素のほか、財務面の要素も徐々に重視されていくことが予想される。

収入動向(全国)〜前期比増収は66.0%、2期連続増収は52.1%を占める

803事業者の年収入高推移をみると、最新期決算の年収入高が前期比増となったのは530事業者(構成比66.0%)で、そのうち418事業者(同52.1%)が前々期から2期連続増収となった。

一方、年収入高が前年比減となったのは、273事業者(構成比34.0%)で、そのうち84事業者(同10.5%)が前々期から2期連続減収となった。

年収入高別(6階層)の動向をみると、規模の大きい階層ほど全事業者数に占める増収事業者の構成比が高く、逆に規模の小さい階層ほど減収事業者の構成比が高くなっていることが分かる。

http://www.tdb.co.jp/report/watching/press/pdf/p100305.pdf

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