夢みるこども基金「こども会議」が夏のイベントを決める

カテゴリー
記事提供

© Dentwave.com

夢みるこども基金の第18回「こども会議」が4月1日、福岡市中央区のアクロス福岡で開かれた。

 基金が「私のかなえたい夢」と全国の小、中学生を対象に募集した作文・絵コンクールには今年は2、537点の応募があり、この中の上位入賞者20人が参加、7月28、29の両日に開催予定のイベントの内容を決めた。

 中島和男・基金常任理事(西南学院大学国際文化学部長)が「歯科医院などから提供して頂く金属冠を財源にしているこのキャンペーンは18回目を迎えました。毎年、こどもたちが作文と絵で寄せてくれる「夢」はすばらしく、いつも感動しています。今年のイベントも皆さんの感性豊かな感覚ですばらしいものにして下さい。」と挨拶した。

 作文の最優秀賞の福島県いわき市立湯本第三中学2年の飯澤香苗さんが「津波と放射能で不自由な生活を強いられたので、被災者に寄り添って励ますために心理カウンセラーになることを決めた」との作文の朗読があった。

 絵の部の最優秀賞は福岡市立横手小学校2年の緒方太郎君の「地球と土星をつなぐ」だったが、緒方君も「被災地の子供たちの力になりたい」と語った。

 この後、夏のイベントを決める「こども会議」に入り、今年のイベント(7月29日)は基金が3年前に国有林を借りて開設した佐賀県・脊振山系の「夢みるこども基金の森」を舞台に開く事を決めた。こどもたちは森について学んだ後、植物や昆虫の観察、コマや竹トンボ、ハンモック、「秘密の基地」作りなどを楽しむことなど多くの意見が出た。

その中で東日本大震災のこどもたちを励ますために木製のメッセージ、基金のイメージキャラクターの「はっくん」などを作り、被災地に送ることも申し合わせた。

 イベント前日の7月28日は佐賀県内のワラぶき屋根の旧民家に泊まり、夜空の観察などをすることも決めた。

 イベントは佐賀県内の養護施設の子供たちにも参加の案内をすることにした。

誰でも参加できるので、基金事務局では多くの人たちの参加を望んでいます。

http://www.yumemirukodomo.jp/

記事提供

© Dentwave.com

新着ピックアップ