震災の歯科医療活動紹介 県歯科医師会が報告書発刊
岩手日報
岩手県歯科医師会(箱崎守男会長)は27日、東日本大震災後の組織の活動をまとめた報告書「東日本大震災と地域歯科医療」を発刊したと発表した。
会員の被災状況や活動内容を写真付きで紹介した。実際に使用した歯科問診票や避難所で実施した口腔(こうくう)保健状況調査の結果などを掲載した。
報告は県内の各地区歯科医師会の対応や関係団体の協力など資料集を含め8項目。
「県歯科医師会の活動」では災害対策本部、身元確認作業、歯科医療対策班などの活動に言及した。
課題として、カルテを津波で流失したため生前情報の入手が困難だったことや関係機関とのさらなる連携強化、訪問診療の重要性をまとめた。
A4判、247ページ。1200部作製し、関係団体などに配布した。
県立図書館で閲覧できる。
【写真=震災への対応や今後の課題などをまとめた県歯科医師会の報告書「東日本大震災と地域歯科医療」】
(2012/09/28)
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