歯科診療所は、指導の強化が図れることで、経営的に大きな打撃を受ける。
このように保険医たちは、警戒感と不信を強めている。
集団的個別指導を気にすることで、自主的に請求を控える保険医が増えているという。
では、保険医全員が平均点数を下げると、その後はどうなるのか?
皮肉なことは、常に点数の上位の8%は必ず指導の対象となる。
保険医たちは、結果的に自分たちで自分の首を絞めているに等しい状況に墜ちる。
個別指導の結果、約半数が再指導になっているそうだ。
このような状況では、保険医は萎縮診療になるばかりであろう。
また、在宅歯科医療を行えば高点数になり、個別意指導の対象ともなる。
これは明らかに矛盾。
つまり、指導が医療費削減を狙った高点数歯科診療所へシフトされている。
新規指導が、新規開業保険医への個別指導に変貌しているようだ。
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