唐津救急医療センターに休日歯科センターを整備予定

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唐津救急医療センター移転白紙に 小児科は赤十字病院へ

2012年9月22日 00:47  唐津市は21日、唐津救急医療センター(同市千代田町)の移転計画を白紙撤回し、現在3科の診療科目のうち小児科を唐津赤十字病院に移す方針を明らかにした。同センターの移転は2009年度策定の「県地域医療再生計画」に盛り込まれており、県と協議した上で、年内にも正式決定する見通し。

 同日の市議会全員協議会で報告した。同センターは、市が1974年に開設し、唐津東松浦医師会に運営を委託。現在、唐津地域総合保健医療センター1階で、小児科、内科、外科の救急医療に当たっている。

 県地域医療再生計画では当初、同センターと唐津赤十字病院を移転新築し、県北部医療圏の「地域医療センターエリア」として整備すると定めていた。市によると、国の事業仕分けに伴う交付金削減で、唐津救急医療センターの移転新築費(3億9千万円)の捻出が困難になったという。唐津赤十字病院は予定通り移転する。

 市は「唐津東松浦医師会の派遣医師が引き続き赤十字病院で診療に当たる。小児医療の充実に努めていきたい」としている。

=2012/09/22付 西日本新聞朝刊=

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地上につくる予定だったドクターヘリのヘリポートは唐津赤十字病院の屋上に整備する。

移転後の唐津救急医療センターの建物には休日歯科センターを整備する予定だったが、内科と外科が残るため、市と歯科医師会で今後協議する。

 新しい唐津赤十字病院は2013年度末の着工、16年度開院を目指している。(石田一光) 

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