歯と口腔ケアテーマに講座 県歯科医師会
下野新聞(7月30日 朝刊)
栃木県歯科医師会(柴田勝会長)は29日、歯の健康と口腔ケアをテーマに県民公開講座「口は、命の入り口、心の出口」を宇都宮市一の沢2丁目の県歯科医師会館で開いた。約200人が参加した。
日本歯科医師会の大久保満男会長は基調講演で「口の中は自分の健康を確認できる場。
最期まで口から食べることは人の尊厳を守ることで高齢社会の中で大切なこと」と訴えた。
口腔ケア第一人者の静岡県、米山武義歯科医師は特別講演で「近年、死亡率で肺炎が増えている。ほとんどが65歳以上の誤嚥性肺炎だ」と紹介。さらに「口腔ケアを行うことで入院日数の短縮化につながる」として、歯科と医科の連携の重要性を指摘した。
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