口腔ケアが非常に大事 今一番やるべきこと
社会保障審議会医療部会の水田 祥代(さちよ)委員が、「口腔ケアが非常に大事。いろいろな病気が予防できるし、今一番やらなくてはいけないことだと思う。いくつかの自治体が口腔ケアに対して力を入れているので、良い点数を付けるべき」(7月20日)と発言したそうだ。
だが、歯科医療の現場は疲弊したままだ。
審査、指導強化による萎縮診療となっているのが実情。
持参物に日計表と予約簿が追加された。
診療報酬上の請求事務などに関わるルールが頻繁に変更される。
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<参考>1
▽在宅歯科医療は歯科が担う重要な役割の一つに位置付けられている。
▽だが、歯科訪問診療に係る留意事項通知が36本に及ぶ。
▽「歯科訪問診療は常時寝たきりの状態等に行う」とされている。
▽現在の歯科訪問診療料は、同一建物内で患者を1人診たか、複数診たかによって、また診療時間が20分以上か20分未満かによって区分されている。
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<参考>2
水田 祥代(さちよ)さん:1942年、大分県生まれ。
九州大学医学部卒業後、大学院生の26歳のときにイギリスへ留学。
帰国後は大学院に戻り、小児外科医に。
2004年には九州大学病院長に就任。
2008年より女性初の九州大学理事・副学長に就任。
また日本女医会福岡県支部長として、女医会総会の開催や女医会運営にも携わってきた。
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