医学生が臨床研修病院を選ぶ−大学病院ランキング中間発表

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紀伊民報 2013年10月7日(月)16時53分

新人医師になる医学生らが臨床研修病院を選ぶ「マッチング」(組み合わせ)の大学病院別ランキングの中間発表で、和歌山県立医科大学付属病院(和歌山市)が全79大学病院中で3位に入った。

前年の10位から躍進した。

新人医師は2年間、医療現場で指導を受けながら技術向上を目指す臨床研修が義務付けられている。ランキングは、日本医師会や全国医学部長病院長会議などでつくる「医師臨床研修マッチング協議会」(東京都)が、研修先としてその病院を「1位希望」に選んだ医学生の人数を、病院ごとに集計した。

県立医大病院を「1位希望」したのは65人で、東京大学(110人)、東京医科歯科大学(100人)に次いで多い。臨床研修の定員68人に対する充足率は95・6%で上位2病院を上回っている。

県立医大病院では、地域医療に携わる公立病院との連携やドクターヘリを中心とした救急医療などが評価されているという。

県立医大卒後臨床研修センターの上野雅巳センター長は「実績が評価されているのでは」と話している。

県によると、臨床研修医の約7割が研修終了後も県立医大病院で勤務している。

また、県立医大は定員100人のうち、卒業後9年間、県内で従事する医療枠30人を設けている。

 

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