読売新聞 2013年2月22日14時31分経済産業省の「再生医療の実用化・産業化に関する研究会」(座長=岡野光夫・東京女子医大教授)は22日、再生医療関連の国内市場が2030年に1.6兆円に達するという試算をまとめた。
iPS細胞(人工多能性幹細胞)などを加工して作る臓器の細胞など医療製品そのものの需要と、それを使う治療で計1兆円。さらに、細胞を培養する装置や容器など、関連産業も5500億円に上ると見込んでいる。
臓器や組織別では、加齢黄斑変性の患者などに移植する目の細胞が1000億円、パーキンソン病の治療などに使う神経の細胞が1100億円と試算した。
研究会は、研究者らへの聞き取りなどを踏まえ、細胞の治療がどこまで実用化するかを予測した。利用する患者数や製品価格から将来の市場規模を計算した。50年には3.8兆円の市場規模になるとみている。
http://www.meti.go.jp/press/2012/11/20121105004/20121105004-2.pdf
記事提供
© Dentwave.com