兵庫、徳島の県歯科医師会 災害支援協定締結へ

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 神戸新聞

 兵庫県歯科医師会(豊川輝久会長)と徳島県歯科医師会(和田明人会長)は20日、災害時に感染症を防ぐための口腔ケアや歯の照合による遺体の身元確認を担う歯科医の派遣、物資の提供などがスムーズにできるよう、相互支援協定を結ぶ。神戸市内で調印式を行う。

 昨年の東日本大震災を受け、兵庫県歯科医師会から隣接する徳島側に協定締結を提案した。互いに担当部署を決め、定期的に情報を交換する。

 兵庫県歯科医師会の末瀬裕一専務理事(50)は「東南海・南海地震などをにらみ、住民の命を支える体制にしたい。協定は発生直後を想定しているが、避難生活が長引く場合は口腔ケアの重要性が増すので、長期支援についても考えていきたい」と話す。

 同会は近く、近畿2府3県と北陸3県の歯科医師会との間でも同様の協定を結ぶ方針。兵庫県歯科医師会の会員でつくる県警察歯科医会も今年2月、岡山県警察歯科医会と協定を結んでいる。

(岩崎昂志)

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