全国歯科技工専門学校同窓会連絡会の浸透が課題

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日本歯科技工士会の「日本歯技」に掲載された特別座談会「歯科技工界の発展に寄与するために」

全国歯科技工専門学校同窓会連絡会×日本歯科技工士会—を読む。

全国歯科技工専門学校同窓会連絡会の江上勝二会長、大橋 裕専務理事、日本歯科技工士会の古橋博美会長、吉田比呂志副会長、大西清支専務理事が出席して行われた。

進行は日本歯科技工士会の衛藤勝也常務理事。

昨年10月に全国歯科技工専門学校同窓会は正式発足した。

それまでは、全国の各同窓会の会員相互の親睦を図ることや情報交換の場であった。

在京同窓会が中心となり懇談の場であった。

懇談会の第1回目は平成15年に開催。

平成19年の第5回から名称を全国歯科技工専門学校同窓会懇談会から連絡会に変更し、少しじつ動き始めた。

だが、歯科技工学校の閉校や閉科が続き、どんどん数が減っていっている状況の中で、「同窓会同士もまとまっていこう」という想いを誰もが強く持っていったそうだ。

また、在京同窓会は東京都だけの、いわゆる地区単位の同窓会の集まりであった。

一方、技同協は近畿地区の広域にまたがる11校からなる同窓会組織であった。

そこで両組織が協議を重ね、会則を定め、役員を決めて、平成23年10月に正式に発足した。目標は、短期目標、中期目標、長期目標の3段階を設定。

現在、広報活動としてホームページの整備、同窓会間の連絡網の整備を行っている。

中期目標としては、全国の同窓会の60%の参加を掲げている。

だが、それぞれの同窓会は組織率の低下という悩みを抱えている。

そこで単に悩みを交換するだけに終わるのでがなく、問題を共有し全国レベルで取り組んでいこうとしている。

「母校および斯界の発展・向上に寄与する」としている。その目的は、全国歯科技工専門学校同窓会連絡会ばかりではなく、日本歯科技工士会とも共通する目的である。そこで、お互いにさまざまな形で連携協力していきたいとしている。

「まずは、『こういう組織がある』ということを社会的に認知してもらうことが重要で、そうすれば自ずと社会的な役割も持つようになるでしょう」と古橋会長は語っている。

そのためには、地元の歯科技工士会との連携が重要になってくる。

実際、34校への質問に対して、地元の歯科技工士会とのつながりはほとんどないと回答したのは半数以上であった。

役割が明確になれば、参加意識も高まる。

体力が弱い学校や同窓会をバックアップすることも課題。

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