日本歯科医師会は4月25日、堀憲郎常務理事名で厚生労働省保険局医療課医療指導監査質の泉陽子室長の個別指導、共同指導等に関する要望を行ったことが、6月20日の代議員会の資料として報告された。
その中で、1)歯科では指導本来のあり方を超えて、枝葉末節の部分を調べ指摘するような指導の傾向に陥るのではないか、指導において、2)対象となるカルテの一部を前日に指定することは、指導載あり方に照らせば適切でない、3)指導に際して持参を求められている資料についても、近年量的にも質的にも指導で求める範囲を超えた内容になっている、4)臨床医療にも精通した質の高い技官が適切な指導を行っている一方で、臨床の多様性を理解できない技官が、机上の考え方の拘泥する余り、対象である保険医療費の説明が理解できなかったり、それを否定する傾向もしばしば目にする、などの問題点の改善を要望した。
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