今後さらに流行が拡大する恐れがあり感染防止策を

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インフル流行、警報レベル 全都道府県で患者増加 1週間で200万人超

 共同通信社 2月1日 配信

 国立感染症研究所は1日、全国約5千の定点医療機関から1月21〜27日の1週間に報告されたインフルエンザ患者数が1機関当たり36・44人となり、警報レベルの目安となる30人を超えたと発表した。

 厚生労働省の担当者は「今後さらに流行が拡大する恐れがあり、手洗いなどの感染防止策を徹底してほしい」と話している。

 この1週間で全国の医療機関を受診した患者は約214万人と推計される。1機関当たりの患者数はすべての都道府県で前週から増加した。

 年代別の推計患者数は5〜9歳が約35万人(16・4%)、10〜14歳が約30万人(14・0%)と多く、小中学校で流行が広がっているとみられる。休

校や学年・学級閉鎖をした保育所や幼稚園、小中高校などは全国で計5107施設に上った。検出されるウイルスは昨シーズンと同様にA香港型が多いという。

 昨シーズンも1月下旬に1機関当たりの患者数が30人を突破。その後も減らず、2月中旬まで30人以上の水準が続いた。

 患者数が最も多いのは新潟(53・81人)で、千葉(53・22人)、長崎(50・91人)、埼玉(49・53人)、愛知(46・65人)、福岡(45・74人)と続く。

 感染研は、1機関当たりの患者数が30人以上になるか、その後に減っても10人以上が続く場合を、大流行を意味する「警報」レベルと設定している。

 

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