乱立気味の医療モールは大丈夫なのか?
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医療モールの倒産情報を載せた帝国データは、一つの警告を発信した形となった。
「メディカル・コンプレックス」の名称で知られる日本複合医療施設、都内や札幌で「ドクトルズ」を運営していたメディカル・ハイネットが倒産。
医療モールとは、複数の医院が、同じ場所で診療する形態。
クリニックモール、グループ診療、メディカルモール、クリニックビル等も同様。
以下のメリットがあるとされたのだが・・・
▼安心感
医院を複数で運営することで施設に統一感が増し、安心感が増す。
▼コストダウン
共有部分(待合室、駐車場など)をシェアすることでコストダウンが図らる。
▼地域への医療浸透効果
複数の診療科目を構えることにより、地域での認識度が増える。
広告費用もシェアすることで、宣伝費用を効果的に活用できる。
▼立地
個別開業では借りにくい、規模の大きなビルへの入居交渉が有利になります。
単独開業と医療モール(ビル)での開業との比較。
初期投資が少額ですむため無駄な診療にならない。
事務管理部門などの資源効率が高く経費率が低い。
また経営管理に支援が受けられ診療に専念できる。
医療資材等の購入・外部委託などに規模のメリットが出せるため出費が少ない。
医師相互の連携によって自分の研究や余暇時間が確保しやすい。
同じフロアーに対診・紹介のできる専門医がいるため、安心して自分の分野に専念できる。
共同研修会を開いたり幅広い情報収集がしやすい。
将来競合機関ができる可能性が低い 質の高い後方病院を確保しやすい。
規模の大きい医療機関と対等に競争ができ、且つ勤務医時代と違って個人的要素も強くだせる。
立地上も集客力が高く、診療圏も大病院なみに伸ばすことが可能になる。
PR等は共同でできるため、効果が大きく費用も少ない。
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