マウスガード装着時のバットスイング速度は速い
第20回日本スポーツ歯科医学会総会・学術大会から
ポスター発表
マウスガード装着による野球のバッティング時における口唇閉鎖および咬筋活動について
金子知生・北海道大学大学院歯学研究科口腔機能講座
<方法>
マウスガード装着と非装着の状態で被験者にトスバッティングをそれぞれさせた。
上腕二頭筋、咬筋、上下唇の口輪筋に電極を装着した筋電図を測定。
インパクト時のスイング速度をサイエンスアイポータブルで測定。
マウスガードは厚さ3mmとして、慣れてもらうために、計測前1か月以上練習時に使用させた。
<結果>
すべての被験者に口輪筋の強い活動がみられ、マウスガード装着時スイング速度は有意に速かった。
マウスガードを装着した方が、口筋の活動が高くなる傾向がみられた。
スイング速度と口筋の筋活動との関連が示唆された。
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