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バラツキがあった指導・監査の「平準化」は進んでいるのであろうか。新規開業医は、「開業したばかりなので、どうしても点数が高くなる」と言う。 しかし、「一人当たりの点数は抑えろ」と指導される。 一般社会で通用する「経営努力」がアダとなるのが、保険の仕組ともされる。 皮肉である。 新規開業し、まず悩むのは、「やはり、保険の算定の仕方」とある歯科医師は述べていた。 ＜参考＞ ●新規集団指導 　新規集団指導は○○件の医療機関に対してに○月○日行われる（出席を求められるのはいずれかの日）。 指導内容は （1）保険医療機関及び保険医療養担当規則について、 （2）保険診療における留意事項について （3）診療報酬請求事務について （4）その他、について講習形式で行われる。 その際、「保険医療機関（歯科）現況」と、「従事者一覧表」に記入した上、当日持参する。 なお、これらの用紙は集団的個別指導、個別指導の際も記載して持参する。ただし、個別指導の際の 「保険医療機関（歯科）の現況」用紙は、新規集団指導、集団的個別指導の際の同用紙よりも 詳細な記載を求められている。 ●集団的個別指導 　集団的個別指導は、対象者を一堂に集めて講習会形式で行われる「集団部分」のみ実施される。 選考委員会が選定した医療機関と歯科医師会で選定した医療機関が対象となる。 ●個別指導 個別指導は本年度○○件が選定された（厚生労働省との共同指導4件を含む）。 個別指導の実施通知は3週間前に送付される。 当日の持参物は下記を参照。 　通知された指導日が都合の悪い場合、指導日の変更を申し出ることができるが、親族の冠婚葬祭や開設者・管理者の入院などやむを得ない理由以外では、 指導日の変更は認められない場合が多い。 指導の際は歯科医師会の保険担当役員が立ち会う。 　 持参するもの （１）診療録（添付されている文書も含む）、歯科衛生士業務記録簿、 　　　歯科技工指示書及び納品伝票等 （２）X線フィルム（パノラマ、デンタル等）及び口腔内カラー写真 　　　デジタルの場合は、プリントアウト（A４）したもの。 （３）スタディモデル・平行測定模型及び未装着物 　　　 ＊注１．上記の（１）から（３）については、前日（午後３時）にFAXで連絡する 　　　　　患者の診療開始日からの全ての記録及び検査結果等持参してください。 　　　 ＊注２．下記の（４）から（６）については、指導日前1年分を持参してください。　　　　 　 　　 (４）金属材料、薬剤、その他の歯科材料等の購入・納品伝票、酸素については、 　　　当該年度の単価の算定の根拠となった購入伝票 （５）患者ごとの一部負担金徴収に係る日計表又は帳簿 （６）審査・支払機関からの返戻・増減点通知に関する書類 （７）領収書等の様式 　　　　　領収書、処方せん、技工指示書（いずれもコピー可） 　 　　　 　処方せんは、院外処方せんを発行している場合のみ提出 （８）患者へ提供するために印刷（用意）されている文書様式のすべて （９）診療報酬請求事務を外部委託している場合は、その契約書等 　　　　　 （１０）保険医療機関（歯科）の現況 　　 個別指導実施後の評価は、以下の4種類に区分される 指導結果　 内　　容 1) 概ね妥当 当該個別指導は終了 2) 経過観察 レセプトによる経過観察が概ね半年から１年間行われる。 経過観察 経過観察の結果、請求面で改善が見られた場合は当該個別指導は終了。 改善が見られない場合は再度個別指導の選定対象とされる。 3) 再指導 概ね１年以内に再度個別指導が実施される。 4) 要監査 監査要件に該当している場合