ノリタケの歯科用CAD/CAMシステム

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プレスリリース

2011年03月16日

ローランド ディー.ジー.株式会社

 

ローランドDGの3次元加工機が採用

ローランド ディー.ジー.株式会社(本社:静岡県浜松市/取締役社長:冨岡 昌弘、以下 当社)は、株式会社ノリタケデンタルサプライ(本社:愛知県みよし市/社長:山田 耕三、以下 NDS)が販売する歯科用CAD/CAMシステム(通称:ノリタケ カタナシステム)に、当社の3次元加工機が採用されたことを発表いたします。

医療分野におけるデジタルデータの流通にともない、歯科技工の現場では近年、歯型のデジタルデータから義歯を直接削り出すシステムが注目されています。

ノリタケ カタナシステムとは、NDSが開発したジルコニアフレーム※1の設計・製造を行う歯科用CAD/CAMシステムです。

レーザー方式による「3次元スキャナー」と、設計を行うための「CADソフト」、ジルコニアブロックを切削加工する「3次元加工機」、加工後のジルコニアフレームを焼成する「焼成炉」、及びその「関連商品」から構成されます。

ジルコニアフレームの設計から製造までを歯科技工所で完結できるのが特長です。

この中で、切削を行うための「3次元加工機」に当社が採用され、「ノリタケ カタナDWX-30N、DWX-50N」の2機種をリリースすることとなりました。

販売はNDSによって、3月より海外市場に向けて開始され、日本市場においても2011年度上期の投入を目指して調整を行っております。

今回、セラミック分野で経験豊かなノリタケグループの素材開発力、システム提案力と、当社のデジタル制御技術の融合により、新しいソリューションが完成しました。

これにより、従来よりも幅広い症例(歯の形状)に対応できるようになり、且つジルコニアだけではなくワックス、PMMA※2といった新しい素材も加工可能になりました。

両社は、歯科用CAD/CAMシステムを付加価値の高いビジネスソリューションとして位置付け、歯科のデジタルワークフローにおける需要拡大を目指してまいります。

※1:ジルコニアフレームとは

従来の虫歯治療では、削った歯(=支台歯)に被せる歯冠(=クラウン)は、貴金属製の土台(=フレーム)の表層にプラスティックや歯冠陶材(リューサイト系ガラス)を焼き付けたものが主流でした。

近年、アレルギー反応防止や審美性に対する患者からの要求が高まるにつれ、貴金属に代わるフレーム材料として高強度セラミックスである「ジルコニア」が注目され、欧米を中心として需要が急増しています。

このジルコニアフレーム上に透明感のあるジルコニア専用の歯冠陶材を歯冠形状に成形・焼成して、クラウンを完成させます。

※2:PMMA(ポリメタクリル酸メチル樹脂)

アクリル樹脂の一種で透明性が高いため、有機ガラスやアクリルガラスとも呼ばれています。

会社概要

商号  : ローランド ディー.ジー.株式会社

設立  : 1981年5月1日

本社  : 〒431-2103 静岡県浜松市北区新都田1-6-4

代表者 : 取締役社長 冨岡 昌弘

資本金 : 3,668,700,000円

      東京証券取引所市場第一部上場

URL   : http://www.rolanddg.co.jp/

事業内容: コンピュータ周辺機器の製造および販売

【本件に関するお問い合わせ先】

@Press運営事務局までご連絡ください。ご連絡先をお伝えいたします。

お問い合わせの際は記事番号「19518」を担当にお伝えください。

TEL  : 03-5361-8630

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