スタディーグループ紹介 日本免疫療法研究会(中)

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高血圧薬と歯周病の関係は明らか
 
抜髄をした歯は歯周病になる
 
なる小峰歯科医院を訪問し、小峰一雄さんからスタディーグループについて聞いた。
3月に放映されたTBSテレビ「スーパードクター」で紹介され、話題となった歯髄保存療法 ・ドックズベストセメント(Doc's Best Cements)についても聞いた。
 (小峰歯科医院:埼玉県比企郡ときがわ町玉川 東武東上線武蔵嵐山駅)
 
小峰
昨日も、がんの患者さんが2人来ましたが、末期がんであるためほとんどカウンセリングです。
実際に日本で有名ながん治療の先生に直に電話をして、「どうしたらいのですか? だいじょうですか」と聞き、こちらでサプリメントを紹介しています。
そのような患者さんばかりです。
例えば皮膚病の患者さんで、埼玉医科大学はじめ防衛医科大学などどこへ行っても治らなくて、金属アレルギーではないかと、ことちら来たので、毛髪検査をしたところ水銀がたくさん出てきました。
そこでサプリメントを塗布したらきれいに治りました。
— 水銀中毒ですか? それが治ったのですね。
小峰
そうです。
いつもの夏は手袋をしていたのですが、今年の夏は治ったので手袋がいらなくなりました。
皮膚がすごくきれいになりました。
アマルガムの水銀が皮膚病の危険信号となり、歯科的処置で治ったのです。
また、数年前のことですが、どうしても、歯周病が治らないので東京・銀座で開業している歯周病専門の先生から「診てほしい」と紹介されました。
そこで1週間の食生活について全部調べました。
するとその患者さんは昼も夜もない生活をしていました。
夜中に食べていたので、「それはもう無理ので、2週間でいいので普通の食生活を、そのままやってください」と言って実践させたら、すごく歯周病がよくなりました。
奥さんとも相談し、「このままの生活を続けていると命も危ない」と説得し、今までの仕事を辞めて、独立をしてそれから調子がすごく良くなりました。
そのような患者さんばかりです。
— 患者さんは、全国から来るのですか?
小峰
テレビの特別番組「スーパードクター」に出てから、患者さんは全国的になりました。
昨日は山梨県から患者さんが来ました。
初めは一人できたのですが、ご両親を一緒に来ました。
沖縄から北海道まで患者さんは全国から着ていますが、その前も日本人ですが、海外からも患者さんは来ていました。
— 治療方針の転機になったことは?
小峰
現在、ほとんど保存療法です。
歯を抜いたり、削ったり全くしないやり方です。
最初のきっかけですが、自分が開業して治療をしたその患者さんの
歯がダメになり、もう一回治療をやり直すことくらい惨めなことはありません。
それがものすごく嫌であったのですね。
元々食事の研究で博士号を取りましたので、20年からい患者さんの食生活を調べています。
虫歯の患者さんとそうでない患者さんは違います。
歯周病の患者さんとそうではい患者さは違います。
高血圧の患者さんとそうでない患者さんは違います。
患者さんが記入したアンケート用紙を見ただけで分かります。
我々は歯科以外の治療行為はできません。
しかし、食指導はできます。
その結果、高血圧の薬を全く飲まなくても、血圧が下がります。
最初のきっかけですが、歯周病の患者さんについて色々調べたのです。
すると、高血圧の薬を飲んでいる人に、圧倒的に歯周病が多かったことが分かりました。
— 薬と歯周病の関係は明らかなのですね。
小峰
高血圧を下げる薬と向精神薬、うつ病の治療薬、睡眠薬、ステロイド剤、これらの薬剤で
す。
副作用を見ると唾液の分泌が悪くなります。
このために歯周病が悪くなるのです。
私は最初に患者さんにこんな薬を飲んではダメだと注意をします。
— とことで、高血圧を下げる薬などを飲むのを止めて大丈夫なのでしょうか?
小峰
動脈硬化を測定する器械がありますので、検査をしています。
ストレス性の高血圧が圧倒的に多いのです。
動脈硬化の患者さんはそれを治してしまえばいいのです。
— 治すことができるのですか?
小峰
高血圧は食生活で、完全に治ります。
アンケート用紙に食生活について、全部記入してもらうので、高血圧の原因も分かります。
食べる時間帯も患者さんはそれぞれ違います。
— 食指導で、どれくらいで効果がでるのですか?
小峰
2週間で効果は出てきます。
食事指導の難しさは強要していてしまうことです。
とりあえず、2週間体験してもらうことです。
すると、がらりと体調が変わるので、本人が分かります。
体調の変化を患者さに自覚させることです。
そのような食指導をもう20年もやっています。
私自身、元は80㌔以上体重がありました。
約20㌔減量できましたが、今は68㌔に戻っています。
— 今後の課題について
小峰
スーパードクターのテレビで、訴えたことですが、歯科医師はもう歯を削らないことです。
このような話があります。
2人の姉妹のことですが、1人の患者さんは、小さいころに虫歯の治療を受けて、痛い思いをしたために、生涯歯科医院へ行かないことにしました。
もう1人の方は、ずうっと真面目に歯科医院へ通っていましたので、もう手を付けるところがないのです。
それなのに歯は安泰ではないのです。
も1人の方は何十年ぶりに歯科医院に来ました。
ところが、虫歯も自然に治っていました。
歯科医院へ行かない方が、歯は長持ちします。
後進の人たちが歯科医師になってよかった、と思える歯科界にならなければならないのです。
抜髄をした歯は全部歯周病になります。
また、日本の歯科大学・歯学部には虫歯学という学問はありません。
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