東京医科歯科大学歯学部の和同会歯科売店の第2回目の「寺子屋製品説明会」を取材した。(4月20日午後6時から)
歯学部病院の地下1階の喫茶室で、文字どおり寺子屋の雰囲気で行われた。
前回は白衣などを取り上げた。
「今更、何で白衣なの?」
そこが、企画者の和同会 渡邊勉さんの発想のユニークさであり、今回は「フッ素とは何か?」であった。
ついで、ルーペも取り上げた。
渡邊さんの司会で寺子屋製品説明会の主旨説明があり、(株)ビーブランド・メディコ・デンタルの担当者が紹介され、以下の説明が行われた。
まじ、『フッ素』なのか? 『フッ化物』なのか?
『フッ素』は、fluorine
『フッ化物』は、fluoride
従来、我が国では英語論文では、『fluoride』
日本語では『フッ素』とする慣用が根強かった。
しかし、『フッ素』という用語は『元素名』と『有機フッ素』に用い、無機の『フッ化物』には、『フッ素』と呼称は用いないことになっている。
また、『ppm』とは?
『parts per million』パーツ パー ミリオンの頭文字をとったものである。
100万分の1の意味である。
そこで100万分率ともされている。
では、ppmを『%』に換算すると・・・
10,000ppmは1%となる。
1985年、日本はWHOとFDAの共同作業班から、他の先進国と比較したとき、日本の歯科医療に最も重要なものが欠けている。
それはフッ化物の利用である、という勧告を受けた。
(以下、フッ化物はどのように人体に応用されいているのか、予防効果、フッ化物歯面塗布の概要、フッ化物歯面塗布剤の一覧、フッ化物配合歯磨剤、フッ化物洗口剤の予防効果と利点、フッ化物の洗口方法、フッ化物の応用方法などの説明があった)
フッ化物は、水道水、添加食塩、添加ミルク、錠剤に用いる例もある。
しかし、洗口、配合歯磨剤、歯面塗布が日本では主である。
フッ化物洗口の利点は?
1)高い安全性と確実な予防効果がある。
2)集団での実施に向いている。
3)低コストである。
以上、寺子屋的な説明が行われ、歯科衛生士専門学校の先生など参加者たちから質問があった。(省略)
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