「医療計画の見直し等に関する検討会」の設置
1 趣旨
医療計画は、医療機能の分化・連携を推進することを通じて、地域において切れ目
のない医療の提供を実現し、良質かつ適切な医療を効率的に提供する体制の確保を図
ることを目的としている。
本検討会は、平成20年度〜24年度の5カ年計画で開始されている医療計画の課
題等について検討を行うことにより、平成25年度からの新医療計画が、地域医療連
携などの点でより実効性が高いものにすることを目的に開催するものである。
2 主な検討内容
・ 医療体制の構築に係る指針(*1)に示された、4疾病5事業(*2)に係る
医療機能の見直し
・ 医療計画の達成状況を把握するための指標の在り方
・ 医療計画策定のためのデータ集積・分析等の在り方 等
*1 疾病又は事業ごとの医療体制構築に係る指針(平成19 年7 月20 日指導課長通知)
*2 がん・脳卒中・急性心筋梗塞・糖尿病・救急医療・災害時における医療・へき地の医療・
周産期医療・小児医療
3 検討の進め方について
平成25年度からの次期医療計画の開始に向けて、平成23年中を目途に検討結果を
とりまとめる。
4 検討会のメンバー(案)
別紙参照
5 事務局
医政局指導課において行うものとする。
末永委員
鈴木委員
池主委員(日本歯科医師会常務理事)
中沢委員
長瀬委員
伏見委員
椎名参考人
山本委員
吉田委員
<日本歯科医師会 医療計画の見直しサポート斑の設置>
平成20年度~24年度の5か年計画。
平成25年から新医療計画が、地域医療連携などの点でより実効性が高いものとする。
日本歯科医師会の日本歯科総合研究機構に、医療計画の見直しサポート斑を設置する。
日本歯科医師会:池主常務理事、近藤副会長(社会保障審議会医療部会)、宮村副会長(チーム医療推進会議)、村上専務理事、渡辺常務理事(社会保障審議会医療部会、中医協)、江里口常務理事、柳川常務理事、日本歯科総合研究機構:石井研究部長。恒石研究員)ほか都道府県の医療計画や地域医療連携パスに精通している者(数名)のメンバーで構成する。
<在宅医療の推進>
口腔ケアが誤嚥性肺炎を予防すること等が、歯科医療関係職種だけでなく、医療関係職種全体において認識されてきている。
日本歯科医師会は「生きる力を支える歯科医療」をスローガンに在宅歯科医療を推進してきた。
しかし、地域における歯科医療資源は、そのほとんどが個人歯科診療所であり、在宅歯科医療についても
地域の歯科診療所がその役割を担っているのが実態。
<在宅歯科医療の現状と課題>
要介護高齢者を対象とした調査では、歯科的ニーズは約9割あったにもかかわらず、実際に歯科医療や専門的口腔ケアを受療した要介護者は約3割にとどまっている。
平成20年の診療報酬改定で新設された「在宅療養支援歯科診療所」の届出は全国で約6%であった。
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