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2009/09/02

大学関係・同窓会

鹿児島大歯学部 ズサンな採点で学生留年

 鹿児島大歯学部の卒業試験で、担当教授が勝手に採点ルールを変えるなどのズサンな採点により、08年度に5人、05年度に3人の計8人が卒業できずに留年していたことが、関係者の話で明らかになった。同大は8月27日、両卒業年度に遡って卒業を認めると発表した。被害にあった学生によると、大学側は当初、制度として保障されていた成績の開示請求にも応じていなかったという。 同大によると、昨年11月にあった08年度卒業試験では、正答率30%未満の難易度が高い問題を採点対象から外すことを教授会で決めたが、試験作成と採点を担当した教授が独断で変更。「重要な問題だから」といった理由で除外するはずの36問中7問を勝手に採点対象にした。他にも一つの設問を二重に加点したり、採点に加えなかったりした例もあったようだ。この結果、本来は合格した5人が合格ライン60点に届かず、不合格になった。05年度は、大学に保管してあった学生の解答用紙の点数と、この教授が大学側に提出した採点一覧表の点数で食い違っていたことが内部調査で判明したという。 大学によると、この教授は04年から試験担当で、採点にはこの教授しか、関わっていなかった。教授は同僚に「採点に慣れてしまい、いい加減になっていた」と話しているという。大学側は、「人為的なミス。恣意的な合否判断は無かったと信じている」と釈明。05、08両年度以外に問題のある部分はなかったという。再発防止策として今後、問題作成と採点に複数教員を充てるとしている。留年した学生については、金銭面を含めて補償すると説明。05年度の留年生3人は、翌年に全て卒業したという。

奥村 勝 氏

オクネット代表。明治大学政経学部卒業後、一般企業に就職。さらに東京歯科技工専門学校を経て歯科医院、歯科技工所に勤務。さらに日本歯科新聞社編集部記者、雑誌「アポロニア」(日本歯科新聞社)編集長、新聞「Dental Today」(医学情報社)編集長を歴任

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